屍の罪人 第3夜銀行強盗犯は屍

2009年06月25日 15:57

 再び迷子になってしまった利乃が次の階へ続く階段を上りきる。
[屍の罪人 第3夜銀行強盗犯は屍]の続きを読む

屍の罪人 第2夜大罪を犯した2人

2009年06月25日 15:33

 利乃ははっきり言って迷子になりやすい体質だ。
だから今も
「みんな〜、どこ〜?」
1人暗いビル内を懐中電灯1本で彷徨っていた。
コツ、コツ、コツ・・・。
後ろから誰かの足音が近づいてくるのが聞こえる。
「みんな?」
振り返り呼びかけた自分の声がこだまする。
しかし呼びかけに対し返事はなく、足音のみがだんだんと近づく。
「っ!」
反射的に利乃は走り出した。
足音は歩いてるにもかかわらず、利乃にどんどん近づいてくる。
(追いつかれる・・・!)
コツ、コツ、コツ。
足音は利乃の隣を通り過ぎ、ピタリとやんだ。
「えっ・・・。」
利乃は後ろを振り返った。
そこには真っ暗な廊下が全てを飲み込む魔物のように静かに存在するだけで誰の姿もない。
ほっと息をつきながら利乃は前を振り返った。
赤い髪が目の前で揺れる。
「きっ!」
大鎌を携えた赤髪の少女が己の前に立ち、こちらをにらんでいる。
「ギャーーーー!!」
[屍の罪人 第2夜大罪を犯した2人]の続きを読む

屍の罪人 第1夜夜の訪問者

2009年06月25日 15:11

 ーー・・・ねぇ、こんな噂知ってる?

昔ね。

ある3人の男のグループが銀行強盗に成功したんだった。

それでね。

男たちは建設途中で放置されたビルで盗んだ金の分け前について口論になったんだって。
最終的に3人は持っていた拳銃で撃ち合いになってーーー・・・3人とも死んじゃったんだって。

でもね。

たまに夜になると聞こえてくるんだって。
亡霊となった3人外までも打ち合う銃声音がほら、ーー・・・。
[屍の罪人 第1夜夜の訪問者]の続きを読む

業務連絡、酒所さん1番レジお願いします!

2009年06月22日 19:15

 いろいろ思い切って過去の小説を整理しました。
なので閲覧できなくなった作品も多々あります。
えっ!?あの作品読みたいのにこんちきしょー!!
とか思ってくださった方。
川鵜様が運営してくださっている『空猫雲色:保管所』に是非とも足を運んでください。

Little Angel エピローグ

2009年06月21日 22:40

 少年は今日も担当する人間の魂を回収する。
あの日追った淡い痛みはまだ癒えた訳じゃないが、少年の中に確かな色鮮やかな思い出を残していた。
「決めた。」
少年はリストをパタンッと閉じると誰になく言った。
「俺は今日から『愛』と名乗って生きていく。お前がくれた最初で最後のこの名前で。」
愛は夕日色の染まっていく空を見上げて
「おい、天国そっちはきれいか?マリア。」
眩しい笑顔をその顔に浮かべた。
                ーーENDーー